「美味しい」を言葉にする力。カッピングで見える、コーヒーの深い世界
コーヒーって「ただ飲むだけ」だと思っていませんか?
でも実は、香りをかいで、音を聞いて、味わって…と、全身で楽しむ飲み物なのです。
その世界をのぞく最初の一歩が、「カッピング」。
ワインにテイスティングがあるように、コーヒーにも専門的な味見の方法があるんです。
▪️カッピングの流れ
1. 粉の香りをかぐ(ドライ)
2. お湯を注ぎ、クラスト(表面の泡)を崩す(ブレイク)
3. スプーンですくって勢いよくすすり、香りを感じる(スラープ)
4. 酸味・甘さ・コク・後味などを細かく評価
▪️味覚はトレーニングできる
私も最初は「よく分からない…」の連続でした。
でも繰り返すうちに、
「これは白ブドウみたい」「アーモンドっぽい甘さがあるかも」
と、感覚が言葉になっていく瞬間が増えていきました。
こんな風に味覚は鍛えられます。
▪️フレーバーホイールの活用
味の表現に悩んだら、フレーバーホイールが頼りになります。
「何か果実っぽい」→「柑橘系かな?」→「レモンっぽい!」
という風に、感覚を言語化しやすくなります。
▪️パペルブルグでも裏でこんな風に…
実は、新しい豆を選ぶときも焙煎を調整するときも、
このカッピングを繰り返しています。
私たちの「おいしい」は、こうして生まれています。
▪️さいごに
コーヒーを「味わうこと」に、ほんの少し意識を向けてみてください。
それだけで、毎日の一杯が特別なものになりますよ。
毎月テイスティングセミナーも開催しています。
ご興味のある方は、ぜひスタッフにお声がけください。