「コーヒーって、冷めるとまずくなるの?」 実は“冷めてからがおいしい”こともあるんです。
「さっきまで美味しかったのに、冷めたら酸っぱくてびっくりした」
「コーヒーって冷めると味が落ちるよね?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
でも実はそれ、コーヒーの“個性”が顔を出した瞬間かもしれません。
▪️温度でこんなに変わる、コーヒーの味
コーヒーは、温度によって香りや味わいの感じ方が変化する飲みものです。
• 熱いうち → 香りが立ち、苦味やコクがしっかり
• 少し冷めてくると → 酸味や甘さ、フルーティな香りが浮かび上がる
まるで、1杯の中で“物語”が進んでいくような感覚です。
▪️「冷める=まずい」と感じる原因とは?
もちろん、淹れてから時間が経ちすぎると味は落ちます。
でも、ゆっくり温度が下がっていく過程での味の変化は、むしろ魅力です。
「冷めてまずい」と感じる場合は、もしかしたら以下のような要因があるかもしれません。
• 豆の鮮度が落ちている
• 抽出温度が高すぎる
• 深煎りで苦味が強調されすぎている
▪️冷めてもおいしい豆、あります。
パペルブルグでは、冷めてからの“甘み”や“果実味”まで楽しめるコーヒーをご用意しています。
おすすめは、浅煎りの「エチオピア・ナンセボ ナチュラル」。
あたたかいうちは軽やかな口当たり。
少し冷めてくると、白桃やアプリコットのようなやさしい果実味がふわっと広がります。
▪️ゆっくり、変化を味わってください。
すぐに飲み干さずに、時間をかけて1杯と向き合ってみる。
香りの移ろい、味の変化。
まるで、静かに本を読むようにコーヒーと過ごす時間。
それもまた、カフェの楽しみのひとつです。