ブラックコーヒーが苦手なあなたへ。焙煎士が教える“飲めるようになる3つの工夫”
コーヒーの香りは好きだけど、ブラックで飲むと「なんだか苦い」「酸っぱくて飲みづらい」…そんな経験はありませんか?
でも、それはあなたの味覚が未熟なのではなく、コーヒーの選び方や楽しみ方をまだ知らないだけかもしれません。
当店パペルブルグでは、そんな“ブラックコーヒーに苦手意識がある方”にこそ飲んでいただきたい一杯をご用意しています。
今回は、焙煎士の視点から「ブラックでも美味しく飲める」ようになるための3つのコツをお伝えします。
1. 苦味ではなく“果実味”を感じる豆を選ぶ
苦味=大人、というイメージは昔の話。今は浅煎り・中煎りのスペシャルティコーヒーに、甘みや果実のようなニュアンスを見出す人が増えています。
ブラックコーヒーが苦手な方には、エチオピアやニカラグアなど、クリーンでフルーティな酸味を持つ豆から始めてみることをおすすめします。
2. 温度が変わると、コーヒーの性格も変わる
焙煎や抽出で調整されたコーヒーは、冷めてからが本領発揮。
温度が下がることで、香りや甘み、酸のバランスが落ち着き、角が取れるのです。
実際、私たちも試飲時には常温近くまで冷めるまでカッピングを繰り返します。
最初はホットではなく、アイスや少し冷めた状態から楽しむのもおすすめです。
3. 飲む前に香りを感じる“準備”をしよう
「苦味が先にくる」のは、味覚だけでコーヒーを判断しているからかもしれません。
飲む前に深く香りを吸い込むことで、香りと味を結びつける脳の準備が整い、印象が変わることがあります。
ワインのテイスティングのように、「香ってから飲む」。
それだけで、苦味の印象がやわらぎ、他の風味をより楽しめるようになります。
まとめ
ブラックコーヒーが飲めるようになるのは、訓練ではなく“理解と工夫”です。
焙煎・温度・香り、それぞれの要素を意識するだけで、きっとコーヒーとの距離は近づきます。
パペルブルグでは、コーヒー初心者の方にもやさしい浅煎りの豆をご用意しています。
ぜひ、コーヒーの新しい扉を開く一杯に出会ってください。