ドリップバッグって美味しくない?──実はおいしく淹れる“3つのコツ”があります
「ドリップバッグって、なんか物足りない」……そう感じたことありませんか?
お湯を注ぐだけで手軽に淹れられるドリップバッグコーヒー。
とっても便利だけど、「なんだか味が薄い」「香りが少ない」と思った経験、ありませんか?
でも、それってコーヒー豆のせいじゃないかもしれません。
実はドリップバッグも、淹れ方をちょっと工夫するだけで見違えるほど美味しくなるんです。
今回は、コーヒー初心者の方でもすぐ実践できる「ドリップバッグをおいしくする3つのコツ」をご紹介します。
◾️そもそも、ドリップバッグってどんなもの?
ドリップバッグは、あらかじめ挽いたコーヒーがフィルターに詰められていて、カップに引っかけてお湯を注ぐだけの抽出方法。
器具もテクニックも不要で、どこでも本格的な味わいが楽しめるのが魅力です。
ただし、抽出の基本を知らずに淹れてしまうと「えぐみが出る」「薄く感じる」など、残念な仕上がりになることも。
でもご安心ください。以下のポイントを押さえれば、おうちやオフィスで、驚くほど豊かな香りと味わいが楽しめるようになります。
◆美味しくなるための3つのコツ
☕ 1|お湯の温度は「90〜93℃」がベスト
沸騰したばかりのお湯をそのまま注ぐと、熱すぎて苦味や雑味が出やすくなります。
理想は、沸騰後に1分ほど置いたお湯。これで90〜93℃程度になります。
この温度帯なら、豆の持つ香りや甘みが引き立ち、まろやかな味わいに。
☕ 2|最初は「20mlだけ注いで30秒蒸らす」
抽出の最初に、コーヒー粉全体に少量(約20ml)のお湯を回しかけて30秒ほど待つ、これが「蒸らし」です。
豆に含まれる炭酸ガスを抜くことで、湯がしっかり染み込み、ムラのない抽出につながります。
このひと手間が、コーヒーの香りやコクを大きく左右するんです。
☕ 3|残りのお湯は「2〜3回に分けて、ゆっくり注ぐ」
一気に注がず、数回に分けて“の”の字を描くようにゆっくり注ぎましょう。
お湯の勢いが強すぎると、味が薄くなったりえぐみが出たりする原因に。
目安は、トータルで140〜160ml。
小ぶりなマグカップ一杯分くらいがちょうど良い量です。
「手軽だからこそ、おいしく淹れたい」
ドリップバッグは、時間がないときでもコーヒータイムを楽しめる素晴らしい道具です。
そして、ちょっとした工夫でその味わいは想像以上に豊かに変化します。
パペルブルグでは、豆の鮮度・焙煎度・挽き具合にこだわったオリジナルのドリップバッグをご用意しています。
本格的な味を、もっと身近に。そして、もっと自由に。
あなたの1杯が、きっと今日をやさしくしてくれますように。
おまけの抽出法
①別に容器を一つ用意して、そこにドリップバッグの粉を全ていれます。
②粉を入れた容器に150g〜180gのお湯を注ぎ4分待ちます。
③4分経ったら、先ほど空になったドリップバッグをカップにひっかけてフィルターがわりにし、そこにコーヒーを注いで粉を漉したら完成です。
味のぶれもなく、簡単にコーヒーを淹れることができるのでこちらもおすすめです。